江口名誉院長の絵本のご紹介

「おそとであそんだ日」小児科医として、最近の家族を見ていると、親子の接触が希薄になってきているような気がします。昼間はお母さんも仕事で保育園に預けざるを得ず、子供はゲームやテレビに夢中なので、放置育児。でも、夜寝るときには、両親が絵本を読んであげれば、濃厚な接触の時間が取れると思います。
この絵本は、しっぽの半端に短い子猫「はんぱちゃん」がおそとへ遊びに出かけた1日のお話です。おやすみ前なので絵はやわらかいタッチにし、また、絵を通して親子でいっぱいお話ができるように、文も短くしました。
一日の終わりに、今日の楽しかった出来事を振り返りながら、静かに夢の世界にいざなうことができれば、きっと、目覚めのよい朝を迎えることができるだろう。そんな思いを込めて、この本を作りました。

「おそとであそんだ日」
文・絵 江口みつおき 2011年11月 銀の鈴社発行 1,575円

(国際医療福祉大学書店、塩谷病院売店のほか、Amazon、bk1、ブックサービスなどネットで購入可)


「チーコのくれた宝物−こねこの物語−」2009年2月、当院の江口光興名誉院長が、『チーコのくれた宝物-こねこの物語-』という 絵本を出版いたしました。文章はもとより、絵本の中の26枚の絵も名誉院長が描いており、 全ページに英訳が添えられています。 この絵本は、名誉院長の家族が拾って飼っていた子猫が突然いなくなり、留守中に帰って きてもいいようにと、何日も何日も新しい餌を置いて仕事に出かけたという実話を もとに、名誉院長自身が診療を通じ、幼い子供と母親の関係が希薄になっているのではと 切に感じたことがベースになっています。

江口名誉院長
「人も動物も生き物の命はかぎりあるもの。命あるものが目の前から消えても、思い出し、 周りの人と語り合うことは『ヒト』に与えられたすばらしい力だと思います。
命あるもの が本当にこの世から消えるのは誰も思い出してくれなくなったときかもしれません。 時が経てば、新しい喜びも生まれますが、過ぎた日の楽しかった日々を思い出し、 消えていったものを思うことが、心の優しさをはぐくむことだと思います。そんなことを 考えつつ、この絵本を作ってみました」

「チーコのくれた宝物−こねこの物語−」
著者 江口みつおき/発行 銀の鈴社 1,575円